今回は、中学校に「いす式階段昇降機」を導入した事例をご紹介いたします。
こちらの学校は、足の不自由な生徒さんが入学されるため、階段昇降機の導入を決定しました。
4階建ての構造となっており、1階~4階を一台の階段昇降機で昇降できるように設置しています。昇降機は各階で乗り降りすることが可能なため、一台での設置が実現できます。
このような多層階の構造の場合、当初の計画段階ではエレベーターでの設置も検討されます。しかし、費用と構造上の問題でエレベーターでの設置を断念するケースが多くございます。
そのような場合に、エレベーターよりも簡易的に設置ができる「いす式階段昇降機」が導入されるのです。
いす式階段昇降機は、エレベーターのような躯体工事は発生しません。
階段の床面に、昇降機のレールを支える支柱を固定します。壁面には一切支持を取らないため、壁面の強度が心配な場合でも設置が可能です。
その他の必要工事は、電源工事のみとなっております。
設置工事の期間も、基本的に1~2日で終了するため、夏期休暇や冬期休暇以外の土日の期間だけでも設置が可能です。